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2014年03月07日

記事更新担当者向けのカスタムダッシュボードをつくる

PowerCMS 4の新機能、カスタムダッシュボード機能を使って記事を更新するだけの担当者用ダッシュボードウィジェットを作成してみます。

カスタムダッシュボードのスクリーンショット

そのユーザーが記事の作成と更新のみを行う担当者である場合、適切なユーザーの権限設定を行い、不要なボタンを隠すのはもちろんですが、実際に行う操作は何か(管理画面上のどの画面にアクセスする必要があるか)を考えた時、最小限以下の2画面へアクセスできれば良いということになります。

  • 新規記事の作成(mt.cgi?__mode=view&_type=entry&blog_id=<ブログのID>)
  • 記事の一覧(mt.cgi?__mode=view&_type=entry&blog_id=<ブログのID>)

画像のアップロード等を記事の作成画面から行うこととすれば、この2つの画面だけで十分ということですから、この2つの画面へのリンクが分かりやすく(大きく)表示されていれば、操作に迷うことがなくなるでしょう。

新規ダッシュボードの作成

システム権限で「ダッシュボードの作成」権限を持つユーザーの管理画面の左メニューに「ダッシュボード」が表示されます。「新規」をクリックしてカスタムダッシュボードの作成画面に遷移します。

フォーマット(リッチテキスト)を「なし」にします。フォーマット指定をなしにすることで、本文欄にMTタグが利用できるようになります。以下の内容を入力します。

  • タイトル「新着記事担当者用ウィジェット」
  • ラベル「新着記事担当者」

本文欄には以下のソースを入力します。アイコンや管理画面URLにMTタグを使うことで、環境に依存しない(別の環境でもそのまま使える)テンプレートになります。汎用的なアイコンも用意されています。

<MTSetVar="terget_id" value="1">

<div id="pcms-sample">
    <div class="btn">
        <p><a href="<$MTCGIPath$><$MTAdminScript$>?__mode=view&_type=entry&blog_id=<mt:var name="terget_id">" data-lightbox="images"><img alt="新着情報の追加" src="<$MTStaticWebPath$>plugins/Dashboard/images/btn_pcms_edit.png"><br />新着情報の追加</a></p>
        <p><a href="<$MTCGIPath$><$MTAdminScript$>?__mode=list&_type=entry&blog_id=<mt:var name="terget_id">" data-lightbox="images"><img alt="新着情報の管理" src="<$MTStaticWebPath$>plugins/Dashboard/images/btn_pcms_search.png"><br />新着情報の管理</a></p>
    </div>
    <div class="clear">&nbsp;</div>
</div>

「プレビュー」をクリックするとダッシュボードのプレビュー画面を開きます。

ダッシュボードのプレビュー画面

ユーザー毎に対象ブログを変更できるようにする

本文欄にMTタグが利用できるので、ユーザー毎に遷移する先のウェブサイト/ブログを指定できるようにしましょう。ユーザーカスタムフィールドを使うことによって、ユーザー毎の設定をダッシュボードに反映できるようになります。

ユーザーカスタムフィールドの作成画面

ユーザーカスタムフィールドでブログIDを指定する

ユーザーカスタムフィールドを作成します。

  • システムオブジェクト : ユーザー
  • 名前: 担当ブログID
  • テンプレートタグ : AuthorBlogId

各ユーザー情報の設定画面で担当するブログのIDを指定します。 ユーザー数が多い場合は、インポートエクスポート機能を使ってユーザー情報をCSVに書き出してブログIDを設定し、再インポートするとよいでしょう。

また、ブログを指定するインターフェースをわかりやすくするためにスニペットフィールドを使ったり、ブログ/ウェブサイトの関連付け機能(カスタムフィールド)を利用する方法もあります。

ダッシュボードのテンプレートを修正する

ダッシュボードのテンプレートに作成したユーザーカスタムフィールドを適用します。修正するのは1行目のみです。

<MTAuthorBlogID setvar="terget_id">

ユーザー毎にダッシュボードのラベルを変更する

同じ要領でラベルを変更できるようにします(残念ながら、ここまで書いてダッシュボードの「ラベル」にMTタグが使えないことが判明しました。カスタマイズの方法をご紹介します。この内容は次期バージョンではデフォルトで実装される予定です)。

以下のファイルをカスタマイズします。

/plugins/Dashboard/tmpl/widget/custom_dashboard.tmpl

14行目を修正します。

修正前

<mt:dashboardlabel escape="html" setvar="custom_dashboad_label">

修正後

<mt:dashboardlabel mteval="1" escape="html" setvar="custom_dashboad_label">

あとは同じようにユーザーカスタムフィールド(例:AuthorDachboardName)を作成し、ダッシュボードの「ラベル」欄にタグを記載します。

ユーザーにダッシュボードを割り当てる

ユーザーへのダッシュボード割当てにはシステム管理者権限が必要です。 ユーザー一覧画面を表示します。ダッシュボードを割り当てたいユーザーを選択して「ダッシュボード割当て」ボタンをクリックし、割り当てるダッシュボードを選択してください。

ユーザー一覧画面からのダッシュボード割当て


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PowerCMS 4
設定・管理画面カスタマイズ

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