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2014年05月12日

フォーム送信時の通知メールの送信元アドレスを条件によって切り替える

機能の概要

前回に続き、ContactFormに関する新機能です。
今まで Contact Form のメール送信元については、システムのメールアドレス固定となっており、カスタマイズ対応抜きにはフォーム毎に異なる送信元を設定することは出来ませんでした。

今回の改修では下のように、管理者への通知メール・送信者へのサンクスメール共に、送信元アドレスの指定欄が追加されています。

新しいフォーム設定画面

また、送信元・送信先アドレス共にMTタグを利用しての指定が可能になりましたので、単にフォーム毎にアドレス指定出来るだけでなく、柔軟な運用が可能になります。

送信元アドレスを記事側で指定する

以下のようにすることで、フォームの設定自体は変更しないまま、記事毎に送信元アドレスを変更させることが出来ます。

以下の設定で記事にカスタムフィールドを追加します。

システムオブジェクト
記事
名前
フォームメール送信元
種類
テキスト
ベースネーム
entry_thanks_sender
テンプレートタグ
EntryThanksSender

フォーム編集画面の「送信者への通知」で「メール送信元」欄に「<$MTEntryThanksSender _default="<<無指定時のデフォルトで送信元になるメールアドレス>>" escape="html"$>」と入力することで、記事のカスタムフィールド「フォームメール送信元」が、フォームに反映されます。

フォームの入力内容により管理者通知先メールの宛先を変更する

メールアドレス指定部分にMTタグが使えるということは、条件分岐が行えます。
例えば商品ごとに担当部署が違うような場合に、問い合わせフォームフォーム内の商品の選択値により通知先を変更する事が可能になります。

商品選択のフォーム項目設定

名前
商品の選択
種類
ラジオボタン
オプション
ePublisher,Xtalk
ベースネーム
products

上記の様にフォーム項目を作成したある場合に、「メール通知」の「メール送信先」欄に以下のように入力することで、項目の選択により送信先が分岐します。

<MTVar name="request.products" setvar="requestProduct"><MTIf name="requestProduct" eq="ePublisher">[[ePublisher担当者のメールアドレス]]<MTElseIf name="requestProduct" eq="Xtalk">[[Xtalk担当者のメールアドレス]]<MTElse>[[無指定時のデフォルト送信先メールアドレス]]</MTIf>

注意点としては、上記の無指定時の処理のように結果が空にならずに、必ず正しいメールアドレスが結果になるようにしてください。


カテゴリー
PowerCMS 4
投稿者
小野崎@アルファサード

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