2015年02月09日
PluginManagerを運用するためのパーミッション設定
PowerCMSのインストール手順については、ベースとなるMovable Typeと大きく変わるところはありません。
基本的にMovable Typeのインストール手順を準えれば、インストールは完了します。
Movable Typeとの違いは、CMSが利用するディレクトリのパーミッション変更をする対象が追加される点です。
Movable Type単体では「/path/to/mt/mt-static/support/」のみですが、PowerCMSでは「/path/to/mt/powercms_files/」が加わります。
今回PowerCMS 4より同梱された、PluginManagerの機能を即時反映(AllowPluginDirectInstall 1)として利用する場合には、以上に加えてもう一箇所パーミッションの変更が必要になります。
「/path/to/mt/plugins/」以下の全ファイルについて、ウェブサーバープロセス(ApacheやIISなど)が読み書きできる必要があります。
上記の変更を行わない状態でプラグインの無効化を行った場合、プラグインファイルは無効化プラグインの配置場所「/path/to/mt/powercms_files/plugins_disabled/」にコピーされますが、「/path/to/mt/plugins/」配下のプラグインの削除が行えないため、操作に失敗します。
もしパーミッション変更を忘れて無効化を行ってしまった場合は、慌てずにパーミッションを変更した後、「/path/to/mt/plugins/」と「/path/to/mt/powercms_files/plugins_disabled/」の両方に存在してしまったプラグインのうち片方を削除します。
削除を行わない場合、2重に存在しているプラグインをPluginManagerで操作できなくなります。
なお、パーミッションの変更手順については、インストール手順での「/path/to/mt/mt-static/support/」に対する操作手順とおなじになります。Windowsのケースでも一緒です。
また、プラグインの無効化をスケジュールタスクで実行するようになっている場合(デフォルトの状態、または「AllowPluginDirectInstall 0」と設定した場合)には、移動はスケジュールタスクの実行ユーザーによって行われるため、設定する権限もその実行ユーザーに応じたものになります。
この処理をrun-periodic-tasksではなく、run-workersやrun-workers-daemonでワーカーを指定して実行することも可能ですので、その場合にはファイルを生成する処理のユーザーと、CMSプラグインの変更するユーザーを別にしてセキュリティを高めることができます。
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