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2015年08月06日

拠点間の TV 会議システムとして Chromebox for meetings を導入しました

弊社では、東京オフィス・大阪オフィスの移転を契機に、快適な拠点間ミーティングを行うべく TV 会議システムとして Chromebox for meetings を導入しました。

それまでは Skype を使っていましたが、専用の機器を購入したり、有線にするなどしても不意に接続が切れたり、音声が途切れ途切れになるなどの課題が指摘されていました。

Chromebox for meetings とは

Chromebox は、OS が Chrome OS を搭載したデスクトップコンピュータで、Chromebox for meetings は、その基盤を利用して、TV 会議用の周辺機器、および、TV 会議用の独自ソフトウェアなどを搭載した、法人向けの製品になります。TV 会議システムとしては安価な方だと思います。

Chromebox を単体導入して、独自に TV 会議用の周辺機器を用意して、Google Hangouts で TV 会議の環境を整えるということもできますが、Chromebox for meetings は TV 会議に最適化しているため、会議に最適化された UI が提供されていますし、専用のハードウェアが同梱されています。そもそも Chromebox のハードウェアスペック自体も、単体購入の Chromebox よりも高いものが提供されるという特徴があります。(その分、イニシャルコストが多めにかかり、ランニングコストもかかります)

また、Google の製品となるため、Google Apps for Work を導入している場合、Google カレンダーを会議室予約システムとして利用できるなど、各種 Google 製品との親和性が高い作りになっています。 (弊社では、Google Apps for Work を利用していないため、この点はあまり活用できていません)

製品の詳細は下記で確認できます。

Chromebox for meetings の契約

Chromebox for meetings は、ASUS JAPAN 株式会社に見積り依頼をすると、最適な代理店を紹介していただくという手続きで、見積りができます。

弊社では、株式会社電算システムに見積り依頼をし、そのまま導入までのサポートをいただきました。(リンク先に導入費用等掲載されています)

Chromebox for meetings の開封の儀

Chromebox for meetings が届いて、早速セットアップしましたが、表示されるウィザード通りに進めていくことで簡単にセットアップできました。

Chromebox 単体購入の場合は、キーボードとマウスをつなげて、各種ハードウェアの設定や、OS の設定をしなければならないと思いますが、Chromebox for meetings の場合は、設定ウィザードも専用で、最適化されているため、リモコン操作で進めていけます。

Chromebox の箱

TV 会議に必要なツールは、すべて上記の箱の中に同梱されています。

Chromebox for meetings の同梱物

箱の中身を全部広げてみると、上記のような感じです。

Chromebox for meetings のセットアップウィザード

起動後、企業情報や Google アカウント情報などを入力すると、上記の Chromebox for meetings のセットアップウィザードが起動し、同梱されたスピーカーマイク、カメラ等の動作テストが始まります。すべての動作テストが完了したら、TV 会議システムが利用可能になります。

Chromebox for meetings の感想

東京・大阪オフィス間では、会議室を作成し、各拠点の Chromebox for meetings で、その会議室に入ると TV 会議が実施できます。

また、基盤が Google Hangouts となるため、Google アカウントを持つ外部ユーザを、会議室に招待することで複数拠点間の会議が実施できます。

もちろん、Google Hangouts の機能にあるように、操作端末の画面共有や、画面上に書き込みをするといった機能が利用できます。

Chromebox for meetings で三者会議をしている様子

上記が Chormebox for meetings で三者会議をしている様子です。(ワイプの中で遊んでいるのも Google Hangouts の機能)

Chromebox for meetings で画面共有をしている様子

上記が Chromebox for meetings で画面共有をしている様子です。PowerCMS の製品サイトを映していますが、制作中のウェブサイトやエクセルの表、ソースコードを映しながらミーティングするということができるようになりました。

これで、以前よりもかなり快適に大阪・東京間の TV 会議が実施できるようになりました。少なくとも、TV 会議途中で突然切断されるといったトラブルはほぼありません。

音声がもう少しクリアに聞こえるとありがたいなとは思うものの、このあたりはより良い周辺機器を導入することで改善可能かもしれません。なお、弊社では音声入力は付属のものではなく、別途購入したマイクを使っており、音声出力は BRAVIA を使うようしています。付属品もかなり優秀なのですが、それぞれに役割分担させた方がより快適な印象です。

まだ使い始めて間もないですが、今後もしっかり活用していきたいと考えています。


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