2016年01月28日
IE 11 で「HTMLのソースを編集」ボタンが機能しない場合の対応方法
「IE 11 で、『HTMLのソースを編集』ボタンをクリックしても、内容が表示されない」といったご質問が寄せられることが増えてきましたので、対応方法について本記事でご案内いたします。
この事象は、PowerCMS 4.2 以降にバージョンアップすることで解消しますが、何らかの事情で PowerCMS 4.2 以降にバージョンアップできない場合、本記事に添付した修正ファイルを設置することで解消ください。
不具合の原因
Movable Type に TinyMCE プラグインというプラグインが同梱されています。
このプラグインを使うことによって、記事やウェブページの編集画面でリッチテキストフォーマットが選択できるようになり、WYSIWYG に、コンテンツを編集することができます。
TinyMCE プラグインは、プラグイン名の通り TinyMCE という名のサードパーティ製の WYSIWYG HTML エディタを利用しています。
本題に戻りますが、IE 11 で「HTMLのソースの編集」ボタンが機能しない原因は、Movable Type 6.2 より前のバージョンの TinyMCE プラグインに同梱されている TinyMCE が、IE 11 への対応が不完全なバージョンであるため一部機能において動作不良が発生するためです。
なお、Movable Type 6.2 にて、IE 11 への対応が進んだ TinyMCE が同梱されるようになったため、当不具合は Movable Type 6.2.2 を同梱する PowerCMS 4.2 以降では発生しません。
修正ファイル
修正ファイルの適用方法
- 修正ファイル(前述の mt-static.zip)をダウンロードする
- ZIP アーカイブを展開し、PowerCMS が設置されている環境の下記のパスを
mt-static/plugins/TinyMCE
に差し替える(/path/to/mt-static
は mt-static を実際に設置したパスに読み替えてください)
/path/to/mt-static/plugins/TinyMCE
差し替え前のディレクトリは事前のバックアップの上、もし問題が生じた場合は、バックアップから元に戻していただき、発生した問題を製品サポートに問い合わせください。
また、JavaScript ファイルがブラウザにキャッシュされている場合は、修正内容が反映されませんので、キャッシュをクリアした上でご確認ください。
修正ファイルの内容について
添付した修正ファイルは、Movable Type 6.2 - 6.2.2 の TinyMCE プラグインに同梱された TinyMCE の内、Movable Type 6.2 で仕様変更のあったアイテム関連の修正内容を除いて、Movable Type に同梱された TinyMCE にまるまる差し替えたファイルになります。
PowerCMS 4 以上かつ、PowerCMS 4.2 より前のバージョンで動作確認をしております。
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