2017年01月13日
PowerCMS の動作に必要なシステムテンプレートを後入れする
PowerCMS に同梱されているウェブサイト/ブログのテーマは複数のものがありますが、いずれも PowerCMS に必要なシステムテンプレートが最初から含まれています。例えば、
- 承認依頼の際に送信されるメールのテンプレート
- 会員サイト機能のサインアップ/プロフィール編集画面テンプレート
- エンタープライズ検索のテンプレート
などがこれにあたります。システムテンプレートに存在しない場合は各機能デフォルトのものを使用しますが、管理画面に表示されないのでカスタマイズができません。また、システムテンプレートを新しく追加するには、
- データベースにシステムテンプレートを追加する
- テーマにシステムテンプレートの記述を追加する
といった、CMS 利用ユーザだけでは解決できない作業が必要になります。
しかし、Movable Type のみで構築された CMS に新しく PowerCMS を導入した場合など、前述のシステムテンプレートを含まないテーマですでにウェブサイト/ブログを作成しているケースは比較的多く存在します。PowerCMS は、こういったケースにも対応することができます。
PowerCMS では、必要なシステムテンプレートを後からインストールできる
システムテンプレートをインストールしたいウェブサイト/ブログの「デザイン」メニュー内にある「テンプレート」を選択すると、テンプレート一覧を表示することができます。この画面右の「アクション」ウィジェット内に「システムテンプレートを追加」というリンクがあります。
これを選択することで、「利用可能なテーマ」を選択するダイアログが表示されます。この中には、現在利用中のテーマは含まれていません。
システムテンプレートをインストールしたいテーマを選択して「インストール」ボタンを押してください。「選択したテーマのシステムテンプレートをインストールしました。」というメッセージが表示されたらインストール完了です。
利用上の注意点
すでに存在するシステムテンプレートとバッティングした場合、そのシステムテンプレートの内容は上書きされます。 内容がかわって困るシステムテンプレートについてはシステムテンプレートの追加後、上書き前の内容に上書きする必要があります。
上書き前のシステムテンプレートの内容はバックアップされます。バックアップはテンプレート一覧画面の「ショートカット」ウィジェット内に「バックアップされたテンプレート」リンクがあり、これを選択することで旧テンプレートを確認することができます。
Movable Type 標準の Eiger、Rainier 等のテーマはもちろん、制作したオリジナルテーマでも使えます。「システムテンプレートを追加」を是非お試しください!
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