2017年12月08日
PowerCMS Conference 2017 懇親会 ライトニングトーク
12月1日に、東京・ベルサール九段にて「PowerCMS Conference 2017」を開催しました。
本記事では、「PowerCMS Conference 2017」終了後懇親会でのライトニングトークをレポートします。
ご来場者から2組、弊社および関連会社から2組のLTがおこなわれました。
簡単ではありますがご紹介させていただきます。
- 「PowerCMSとIoTの連携」 藤本壱氏
- 「PowerCMS Home」 竹内雄一氏(タケユー・ウェブ株式会社)
- 「iOSアプリを審査にだしてみた話」 安倍英樹(LAB株式会社)
- 「PowerCMSクラウド V1とV2の違い」 小野崎直昭/佐藤聖(アルファサード株式会社)
PowerCMSとIoTの連携
スピーカー : 藤本 壱氏
LTの概要
IoT(モノのインターネット)の概要についてふれられたあと、Google Homeに音声で指示することで記事を投稿するデモがありました。
ただ、当日は懇親会会場が地下であったためかGoogle Homeがうまくインターネットに接続できませんでした。
後ほど共有いただいたビデオによると、以下のように動作するものだそうです。
- Google Homeに音声でコマンドを送り、投稿アプリを起動します。
- 記事のタイトルは「〇〇」です。
- 記事の本文は「□□」にします。
- 記事を投稿
以上のようにコマンドを送ると、PowerCMSに記事が投稿されるものでした。
会場の反応
今、何かと話題のAIスピーカーをテーマにされたことで、Google Homeの名前が出たときは会場がわっと盛り上がりました。同時に、Amazon Alexaを買ったものの、どう使っていいか...といったような話題があちこちで話されていました。
LTの感想
今回デモしていただいたGoogle HomeとPowerCMSの連携は、大量の記事を投稿するなどには向いていません。 しかし、ぱっと思いついた時に気軽に記事を投稿できるという面では、PCやスマホからの投稿よりはハードルが低いと思います。そういった用途にはメリットがあるように思いました。
PowerCMS Home
スピーカー : タケユー・ウェブ株式会社 竹内 雄一 氏
LTの概要
「PowerCMS Home」という家庭向けの機能を搭載したエディションを発表し取り扱いを開始する!という架空の発表から始まり、デモの動画を踏まえて「PowerCMS Home」の機能を紹介いただきました。
デモ動画の中で、CMS管理画面のメニューに「家電」を新設し、そこから家の中にある家電を一覧画面に表示出来ること、一覧画面にリストアップされた自室の照明を同画面のUIからON/OFF出来ることを解説いただきました。
またこの「PowerCMS Home」を作るにあたり、自宅の家電一覧を取得する為「エコーネットライト」という家電制御プロトコルのサーバーを自作されたとの事でした。
会場の反応
架空のPowerCMSの新しいエディションを発表する!というアイデアと照明の操作という分かりやすいデモ内容のおかげで、会場は拍手で包まれました。
今回一番盛り上がりを見せたデモだったように思います。とてもワクワクしたデモをありがとうございます。
LTの感想
エコーネットライトは今回初めて聞きましたが、ブラウザから家の中の家電を遠隔操作できるのだとしたら、帰宅する時間が遅い時などに便利ではないかと思いました。
これでエアコンのオンやオフができれば、今のように寒い季節に帰宅前にあらかじめ暖房を入れておいたり、夏は冷房を入れておいたり、いろいろと応用ができそうだと思います。
私個人的には、買い物先で冷蔵庫の中身を確認したいことが多いので、管理画面に冷蔵庫の中にあるものの一覧が出るとすごく助かります。
iOSアプリを審査にだしてみた話
スピーカー : 株式会社LAB UI開発者 安倍 英樹
LTの概要
カンファレンスでもご紹介した「Aplikoモバイルアプリパック」は、iOS/Androidのネイティブアプリを生成する機能がありますが、 特にiOSのアプリケーションの公開にはApple社の審査通過が必要になります。ところが審査を通過するノウハウは書籍ではあまり詳しく触れられておらず、iOSアプリ開発初心者には敷居が高いイメージがあることもあってかネット上で「リジェクトされた」という話しを見かけます。このLTでは、実際に審査の過程でどのようなことが起きるのかのノウハウを共有いただきました。
実際には、アプリの審査にあたっては
- このアプリは何?
- このアプリの主要な機能は何?
- 誰が読むの?
以上のような情報を誰にでもわかりやすく事細かに記載して審査に出すと、無事に合格できたとのことでした。
一方で審査が通らないのは、申請を出す側が無意識に「理解できるだろう」と簡単に書いてしまい、結果審査する側に伝わらないのが原因では、ということでした。
PowerCMS アプリ
なお、アルファサードでは「PowerCMS アプリ」というスマホ向けのアプリケーションをiOS/Android向けに公開しています。
Apliko
また、「Apliko」の詳細につきましては次のリンクより参照いただけます。
会場の反応
iOSの審査について初めて耳にされる方が多かったのか、熱心に聞いていらっしゃる方が多かった印象です。
LTの感想
私自身iPhoneを利用しており、iOSアプリに少し興味がありました。公開には審査が必要だということは知っていたものの、実際にどのような内容で審査が行われるかは分かっていなかったので、そういった意味で興味深い内容でした。
iOSアプリの審査はバージョンアップごとに必要とのことで、アプリ開発者の方は毎回このような文章を書いて審査に臨んでおられるのか!と驚きました。
PowerCMSクラウド V1とV2の違い
スピーカー :
アルファサード株式会社 ソフトウェア事業部
Webサービスチーム PowerCMSクラウド担当 エンジニア 小野崎 直昭
アルファサード株式会社 Webインテグレーション事業部
ディレクションチーム ディレクター 佐藤 聖
LTの概要
PowerCMSクラウドは、 2015年12月のサービスリリース以来、多くのお客様にご利用いただいております。リリース以降にMicrosoft Azureで行われたサービス強化を取り込んだ「サーバー1台構成プラン」を9月にリリースしました。
この「サーバー1台構成プラン」を社内ではV2と呼んでおり、一方従来からあるサーバー2台構成のプランはV1と呼んでいます。
このLTでは「サーバー1台構成プラン」(=V2)の詳細について、V1との違いも踏まえた上で、次の内容を説明しました。
- これまでのPowerCMSクラウドの運用でサービス基盤のMicrosoft Azureでは仮想サーバーの障害が起きていないことから、サーバーを1台減らした分をもう1台のスペックアップの費用に回すことで、ディスクのSSD化やCPU・メモリの高性能化を実現した「サーバー1台構成プラン」を新設するに至った。
- V1とV2では、障害復旧以外で差はなく、これまで同様安心してご利用いただける。
- 今のおすすめは新しい「サーバー1台構成プラン」!
PowerCMSクラウド
PowerCMSクラウドの詳細につきましては、次のリンクより参照いただけます。
会場の反応
サーバーに関する専門的な内容が多くスライドの分量も豊富でしたが、熱心に聞いていただいているようでした。 それぞれのテーブルでは、その後サーバーをクラウドにすることによるメリットなどが話し合われていたと聞いています。
さいごに
私自身は普段お客様やパートナー様と直接お話しする機会は少ないのですが今回の懇親会でお会いできとてもよかったです。ライトニングトークに登壇していたいた方の貴重なお話しを聞くことができ、それぞれに会場が盛り上がったことで有意義な時間になったと思います。
「PowerCMS Conference 2017」から懇親会まで、お忙しい中ご参加いただいた皆様、記事をご覧いただいた皆様も、誠にありがとうございました。
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