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2018年03月26日

管理画面の見た目に違いをつける

通常、いくつの PowerCMS 管理画面を同時にご利用でしょうか。 案件が並行していなくても、複数の管理画面を同時期にアクセスされることは珍しくないと思いますが、複数の環境へ並行してアクセスした場合、今まさにアクセスされている環境がどちらのものか、わからなくなることも少なくないと思います。

複数の環境を並行してアクセス、操作しなければ、問題ないかも知れませんがそれが難しいときもあると思います。 そのような時は管理画面の見た目に違いをつけて判断する、今回は二つ目の方法を紹介いたします。

ロゴ画像を変更する

PowerCMS 4.1 以上ではロゴ画像を差しかえる機能を追加しています。

環境毎のロゴ画像を変えておくことでその違いからアクセスしているのがどちらの環境かすぐに判断できます。 ロゴ画像はログイン画面にも反映されるためログインを行う前から環境の違いが判断できます。

ロゴ画像を差しかえたログイン画面のキャプチャ

なお、PowerCMS 5 ではこの機能をより使いやすく改善いたします。そちらについては改めて紹介いたします。

MessageBar プラグインで見た目に違いをつける

PowerCMS ではプラグインを開発することで機能の拡張などが行えますが、プラグインでは管理画面のスタイルをかえることも可能です。

今回は管理画面中へ固定のメッセージを表示する MessageBar プラグインを紹介いたします。 MessageBar は管理画面の上部にメッセージを追加・表示でき、次の画像は導入直後の状態です。

MessageBar導入直後の画面キャプチャ

画面上部の赤色背景に白色文字の example.powercms.jp がプラグインによって追加されたメッセージです。 テキスト、文字色、背景色は任意のものに変更できます。

春っぽい背景色に差しかえたキャプチャ

ダウンロード

Github にて配布中です。

リリース一覧よりアーカイブをダウンロードしてください。

インストール

アーカイブを解凍して、サーバ上のプラグインディレクトリへ設置してください。 プラグインディレクトリの場所などはサーバ管理の担当者へお問い合わせください。

設定

設定は環境変数とプラグイン設定のどちらからも行えるようになっています。 環境変数で指定する場合は下記のものを指定し、未設定の場合にはプラグイン設定の値が反映されます。

MessageText
テキストを指定します。 日本語などマルチバイトを含む文字を指定して文字化けしてしまう場合、数値参照か実体参照に変換したものを指定することで回避できます。
MessageTextColor
文字色を CSS の color プロパティと同様のフォーマットで指定します。
MessageBackgroundColor
背景色を CSS の background-color プロパティと同様のフォーマットで指定します。

環境変数とプラグイン設定では、プラグイン設定の文字色と背景色に初期値がある違いがあり、環境変数 MessageText とプラグイン設定 テキスト の両方が未設定の場合は管理画面のホスト名がメッセージのかわりに表示されます。

環境変数とプラグイン設定について

環境変数とプラグイン設定の両方に設定を行った場合、環境変数の設定が優先して使われます。

環境変数 (mt-config.cgi) に指定しておくことで、データベースのダンプファイルをリストアした場合にもメッセージの内容がかわりません。 プラグイン設定に指定しておくことで、データベースのダンプファイルをリストアすることでメッセージもあわせて移行することができます。 どちらへ設定するか環境にあわせて適宜ご利用ください。

最後に、弊社では MessageBar のようなプラグイン開発も承っております。 要件をまとめてお問い合わせ頂けましたら可否を検討のうえお見積もりいたします。

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