2018年06月04日
PowerCMS のバックアップリビジョンとワークフローリビジョン
今回は PowerCMS のリビジョン機能についてご説明いたします。
リビジョン機能は以下の2種類があります。
- 記事/ウェブページのバックアップリビジョン
- 記事/ウェブページのワークフローリビジョン
はじめに
リビジョン機能を利用するためには各ウェブサイト/ブログの「左メニュー」⇒「設定」⇒「全般」で「更新履歴を有効にする」のチェックを有効にする必要があります。その下にある「記事/ページ更新履歴数」の数字に大きな数字( 100 以上)を入れるとサーバーの容量不足になる可能性がございますので、運用次第ではございますが、20 から 50 あたりがよろしいかと思います。その数字は記事/ウェブページを過去の記事に戻せる履歴数になります。
バックアップリビジョン
バックアップリビジョンは記事/ウェブページの保存時に自動生成されたデータを指します。過去に保存・公開したデータにアクセスしたり、過去の状態に戻すことができます。
操作は記事/ウェブページ編集画面の右サイドエリア「更新履歴」のドロップダウンメニューで行います。
プルダウンの値は過去に記事/ウェブページを保存したデータが日時形式で表示されます。任意の日時を選択して、 ボタンをクリックすると、その日時に保存したデータをプレビューできます。
プレビューして戻したい記事を見つけたら ボタンで復元します。ボタンをクリックすると「このバージョンから復元してもよろしいですか?」とメッセージが表示されますので「OK」をクリックしてください。ただし「OK」すると、その瞬間に過去のデータが現在のデータに上書き保存されるので、ご注意ください。間違えて復元した場合には、メッセージ内の「直前の状態に戻す」リンクをクリックすることで元に戻せます。
ワークフローリビジョン
ワークフローリビジョンは新規に作成した記事/ウェブページのリビジョンデータ(将来のバージョン)を指します。簡単にご説明しますと、公開中のページに対して修正を行い(公開中のデータは何も影響を受けません)、上長に承認を得てからサイトに反映させる機能です。
操作は記事/ウェブページの一覧画面でリビジョンの新規作成ボタン「+」をクリックします。
(PowerCMS4 をご利用の方は「表示オプション」で「リビジョン」にチェックを入れてください)
この「+」ボタンをクリックすると編集画面に移動します。一見、通常の編集画面に見えますが、編集してからステータス「未公開(原稿)」で保存しても公開中のデータは非公開にはならず、公開されたままの状態を維持できます(修正内容は公開データに反映されません)。また、ステータス「未公開(承認待ち)」を利用すれば、上長へ承認依頼することが可能です。
最後にステータス「公開(現バージョンに差し替え)」で「公開」ボタンをクリックするとサイトに反映できます。
ワークフローリビジョンの「+」ボタンは何回でもクリック可能で複数のリビジョンデータを作成することができます。その作成数が一覧画面に表示されます。数字箇所をクリックすると作成したリビジョンデータを確認できます。
「鉛筆」アイコンはステータス「未公開(原稿)」、「赤いアラート」アイコンはステータス「未公開(承認待ち)」、「時計」アイコンはステータス「日時指定」を表します。アイコンをクリックすることでワークフローリビジョンの編集画面に移動できます。
ワークフローリビジョン機能を利用すると、日時指定によるデータの差し替えが可能になりますので、例えばセミナーの申込み締め切り日に日時指定すれば、「申込みは締め切りました」というページに自動で差し替えることが可能です。さまざまな利用方法があると思いますので是非ご活用ください。
また、リビジョンについては PowerCMS ユーザーガイドにも詳しく記載がございますので、合わせてお読みください。
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