2019年06月04日
CSS Nite LP62「Webアクセシビリティの学校」に参加しました。
CSS Nite のスタッフをしているので、行ける限り東京での LP 開催時は参加しています。今回は「CSS Nite LP62 「Webアクセシビリティの学校」特別授業(2019年6月1日開催)」ということで、いつもとはちょっと違った雰囲気でした。
当日のセッションリスト
- 【基調講演】あなたの価値を高めるアクセシビリティ
伊原 力也(freee) - 誰もが隣にいる人と一緒に楽しむために
松森 果林(聞こえる世界と聞こえない世界をつなぐユニバーサルデザインアドバイザー) - 辻ちゃん・ウエちゃんのアクセシブル GO GO!!「スクリーンリーダーで『Backlog』を使ってみる」の巻
辻 勝利(コンセント)、植木 真(インフォアクシア) - 『代替テキスト決定ツリー』の使い方
澤田 望(SAWADA STANDARD DESIGN) - サイボウズの組織的な取り組みとビジュアルデザイン
小林 大輔、樋田 勇也(サイボウズ) - 【クロージング・トーク】インクルーシブネスを超えて
木達 一仁(ミツエーリンクス)
全編において「UDトーク」を使用したリアルタイム字幕および手話通訳
これがすごかったです。先日のアクセシビリティの祭典の中継でも見ていましたが、本当にすごい。
マイクから拾われた言葉が、音声認識でどんどんテキストになっていきます。
自動変換ですから、変換など間違えることもあります。しかし、そこは UDトーク班が、リアルタイムでどんどん修正していきます。アプリが入っていれば、参加者の方も校正できたようです。
photo by イイダマサユキ
手話通訳は、専門用語もあるのにずっと通訳されていました。ものすごい集中力が必要だと思います。
松森さんの「誰もが隣にいる人と一緒に楽しむために」のセッションで、「こんにちは」と「自分の名前」と「ありがとう」の手話を教わりました。
こちらが手話ができなくても、表情豊かにひとことひとことはっきり口を動かせば、わかる方もいらっしゃるとのことでした。
photo by イイダマサユキ
アクセシビリティに正解はない
澤田さんの「『代替テキスト決定ツリー』の使い方」。
Twitterが一番賑わったのはこのセッションではないかと思います。
代替テキスト決定ツリーとは、澤田さんが岡山でやっている「リーダブルな夜」という勉強会で An alt Decision Tree を参考に作られた資料です。
今回はこの資料の裏にあったお題などに、自分ならなんと記述するのかを考えたりしました。
alt にどのように書くか、どこまで書くか。この問題は正解はないと思っています。(もちろん伝えるべき情報は書いてあるという前提です)
alt に限らず、チェックをしていてこの解釈あってる?と疑問に思うことはよくあります。そんなとき、相談できる人がいるのといないのとでは大分負担が違いますよね。
アクセシビリティはできるひとに任せっぱなしにするものではなく、チームで、会社全体で取り組んでいくべきものだと強く思いました。
セミナーでいただいたチラシをオフィスのホワイトボードに貼りました。社内の意識をより高められたらいいなと思います。
アルファサードができること
コンセントの辻さんが、「アクセシビリティは対応するものではなく、高めるもの」とおっしゃっていました。
弊社の製品にそのお手伝いができるものがあります。
弊社では、web アクセシビリティ向上への取り組みとして、無償ツールの提供の他、「 JIS X 8341-3 」への準拠を支援する「 PowerCMS 8341」の開発・提供、各種サポートサービスを行っています。評価版もございますので、実際にお試しの上、安心してお使いいただけます。お気軽にお問い合わせください。
Web アクセシビリティに関する弊社製品・サービス
- PowerCMS 8341
- 「 JIS X 8341-3:2016」準拠支援ツール
導入事例:公益財団法人 長寿科学振興財団様 「 Webアクセシビリティへの対応と、PowerCMS クラウドの使いやすさ、運用への安心感が選定の決め手となりました。」
- 自治体向けクラウド版 CMS
- 「 PowerCMS 8341」が付属し、「 JIS X 8341-3:2016」に準拠したテーマを設定済みの、自治体向けのコンテンツ管理システム
- ColorTester
- 「 JIS X 8341-3:2010」( WCAG 2.0)の達成基準に基づき、画像の背景色と前景色のコントラストを確認するソフトウェア
- ColorQuest
- スクリーン上の色の名前を表示するソフトウェア
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