2020年12月25日
開発者だけが知っている PowerCMS の隠し機能 その6 〜コマンドラインツールで行うユーザーインポート〜
以前、コマンドラインツールで行うインポートをご案内しておりましたが import-export-object では、ユーザーデータをインポートすることはできません。
そこで、ユーザデータのみインポートする import-authors-from-csv をご紹介させていただきます。
使用手順
- PowerCMS のあるサーバの適当な位置にインポート用のディレクトリを作成。
- ユーザデータをもつ CSV ファイルを、上記のインポート用ディレクトリに配置する。
- mt-config.cgi に以下の記述を追加する。
AuthorsCSVImportPath [インポート用ディレクトリのパス]
- import-authors-from-csv を実行する。
$ cd MT_HOME
$ perl tools/import-authors-from-csv --debug=1
- PowerCMSの管理画面からユーザーの追加もしくは更新が行われたか確認する。
注)ユーザーデータでは name を一意の値とし、同じ name があれば上書き、無ければ新規登録となります。
権限について
ユーザーデータ の csv の形式につきましては、以下FAQでご案内しています。
ユーザ情報の登録だけであれば、こちらで登録可能ですが、権限の付与を行いませんと登録したユーザは管理画面へのアクセスもできません。
システム権限につきましては、以下のカラムを設定し値に 1 を設定することで権限の付与が可能です。
権限 | カラム |
---|---|
システム管理者※全ての権限にチェックが入ります | is_superuser |
ブログの作成 | can_create_blog |
システムログの閲覧 | can_view_log |
オブジェクトグループの管理 | can_manage_objectgroup |
フォーム項目の管理 | can_manage_formelement |
管理画面へのアクセス | can_access_cms |
ロールにつきましては、[ブログID_ロール名]の形式で以下のように複数登録することが可能です。
name,nickname,email,password,status
user1,ユーザー1,foo@alfasado.jp,password,1,1_ウェブサイト管理者,2_会員ページの閲覧
システム権限については全ての項目には対応していませんのでご注意ください。
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