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2022年04月19日

カスタムフィールドで選択可能な範囲の指定方法の改善

Twitter への投稿機能 についても類似ですが、従来の PowerCMS においては、機能自体は存在するものの、やや勝手が効かないものがあり、そのため制作フロー上、お客様に事前に合意を取らなければならないケースが発生することがありました。PowerCMS 6 ではそういった機能についても改善を行い、より実用的な CMS を目指しています。

カスタムフィールドを使った記事選択

※ PowerCMS 6 では、従来の「ウェブサイト/ブログ」の呼称を「ワークスペース/スペース」と変更されます が、本記事ではリリース前であることもあり、旧名称で表記しています

上記のような機能の一例として、ある記事に他の記事を関連付けるためのカスタムフィールドが挙げられます。この機能では、モーダルダイアログ内で選択候補としてリストされる対象の記事の範囲が「システム全体」「ウェブサイトと子ブログ」「自身のウェブサイトもしくはブログのみ」となっており、例えば他のウェブサイトの記事を選択できるようにするには、環境変数を設定 して「システム全体」を選択範囲とする必要がありました。これだと、「必要ない記事も選択候補として表示される」ことについて、お客様の了承が必要となるケースが発生する可能性があります。

PowerCMS 6 での指定方法

PowerCMS 6 では、この機能を改善し、環境変数ではなく、カスタムフィールドの設定で対象範囲を設定することができるようにしました。カスタムフィールド編集画面の [オプション] 欄に、下記のようにウェブサイト/ブログの ID を指定します。カンマ区切りで複数指定することが可能です。

カスタムフィールドで範囲指定を行うイメージ

この指定を行うことで、記事を選択するカスタムフィールドのモーダルダイアログ内で表示される候補の範囲が、指定したウェブサイト/ブログの ID に属するもののみになります。

モーダルダイアログでの記事選択

上記以外に [オプション] 欄に指定可能な内容として、従来の環境変数での指定と同じく、「system」と指定すればシステム全体が、「website」を指定すれば親ウェブサイトと配下ブログの記事が選択範囲となります。

留意事項

  • 従来の環境変数を使った指定はできなくなります。既存環境での設定内容については、アップグレード時に対象となるカスタムフィールドに自動的に引き継がれます。

対象となるカスタムフィールド

  • 記事およびウェブページとそのグループ
  • カテゴリおよびフォルダとそのグループ
  • カスタム項目およびサブクラスとそのグループ
  • リンク/リンクグループ
  • バナー/バナーグループ
  • オブジェクトグループ
  • アイテムグループ
  • テンプレートグループ
  • フォーム

カテゴリー
PowerCMS 6

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