2024年12月07日
ワークショップ「情報保障とやさしい日本語」参加レポート
前回、8月30日のワークショップ研修に引き続き、10月10日に朝日新聞社で開催されたワークショップ「情報保障とやさしい日本語」に参加してきました。
と書くと「記事にするのが遅いぞー」とツッコミが入りそう…ドキドキしてます。
2ヶ月ほど前のことになりますが、今年の心残りにしないために書かせてください。
今回のワークショップの概要
- 名称:情報保障とやさしい日本語
- 日時:2024年10月10日(木) 16時〜18時
- 会場:朝日新聞社 読者ホール(東京都中央区築地5丁目3−2)
- 講師:吉開 章(よしかい あきら)さん
- ゲスト : 高 柏(こう はく)さん
プログラム
- やさしい日本語講演「やさしい日本語でやさしい世界を。」吉開 章さん
- ゲストによる講演「日本に生きる外国人から見た、言語保障とやさしい日本語」高 柏さん
- アルファサードの取り組み「伝えるウェブ」「やさにちウォッチ」「PowerCMS X」の紹介 野田純生
- ワークショップ「やさしい日本語に言い換えてみよう」
ワークショップの内容
やさしい日本語講演「やさしい日本語でやさしい世界を。」吉開 章さん
そもそもやさしい日本語はどのような目的を持った言語なのか?
スライドでわかりやすく説明してくださいました。
ポイントは、やさしい日本語に言い換える時に欠かせない「ハサミの法則」
- はっきり言う
- さいごまで言う
- みじかく言う
ゲストによる講演「日本に生きる外国人から見た、言語保障とやさしい日本語」高 柏さん
東日本大震災に遭われた時に、ラジオしか情報手段がない中で外国人の方にどのように情報を広め、対応していったかを話してくださいました。
また、通訳のお仕事をされている中で、特に医療の通訳が難しいことをおっしゃっていました。
アルファサードの取り組み「伝えるウェブ」「やさにちウォッチ」「PowerCMS X」の紹介 野田純生
これは言わずもがな、弊社が誇る、やさしい日本語に対応したサービスとウェブメディアです。
特にやさしい日本語エディタは、ウェブサイトだけでなく他媒体での情報発信をサポートしています。他にはない機能ですよ!
ワークショップ「やさしい日本語に言い換えてみよう」
朝日新聞デジタルの記事の文章を「ハサミの法則」に従って文章を言い換えていくのですが、言葉が合っているかな?と思わず迷ってしまいました。
弊社の伝えるウェブ担当がお手本としてスラスラと答えていました。さすが。
まとめ
吉開さんの講演中に、こんな数字がありました。
英語よりも日本語の会話が少しでもできる国内外国人は96.6%
やさしい日本語なら読んでもよくわかる人は77.2%
出典:令和 2 年度 在留外国人に対する基礎調査 報告書(PDF形式、約3.8MB)
意外にも高い数字だと思いませんか?
外国人の方には英語でコミュニケーションを取らないといけないと思ってしまいますが、やさしい日本語でもOKかもしれませんね。
やさしい日本語に言い換えること、使うことに慣れることが大切だと思いました。
今回も参加させていただきありがとうございました。
※2024年12月9日追記 タイトルおよび文中の表記、情報保証から情報保障に修正いたしました。
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