PowerCMS™
2025年1月1日購入分よりライセンスの価格を改定いたします。
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[よくあるご質問] 特定のシステムログに絞って確認できますか? を追加しました。

こちらは旧バージョン PowerCMS 5 のマニュアルです。最新版のマニュアルにつきましては PowerCMS ドキュメント を参照してください。

PowerCMS の設置 (Linux、BSD、macOS)

PowerCMS を、Linux、BSD などの一般的なサーバーで使用されているオペレーティング・システムや、 macOS 等のオペレーティング・システムの環境に、新規に設置する手順を解説します。ここでは、『新規インストールの事前準備』で検討したディレクトリ構成を次のように仮定してすすめます。

ディレクトリの構成
種類 ディレクトリパス URL
アプリケーションディレクトリ ($MT_HOME) /home/example/cgi-bin/mt http://www.example.com/cgi-bin/mt/
スタティックディレクトリ /home/example/www/mt-static http://www.example.com/mt-static
ウェブサイトディレクトリ /home/example/www/ http://www.example.com/

新規インストールの手順

  1. ファイルの解凍と修正
  2. ディレクトリの作成
  3. ファイルのアップロード
  4. 権限の設定

ファイルの解凍と修正

PowerCMS のパッケージを解凍します。先ほど確認した Perl の実行環境が、初期値 /usr/bin/perl と異なる場合は、テキストエディタでスクリプトを編集します。編集の際に誤って -w を削除しないように注意してください。

#!/usr/local/bin/perl -w

シェルスクリプトで一括編集する場合の例は次の通りです:

$ MT_HOME=/home/example/cgi-bin/mt
$ for _file in $MT_HOME/{*.cgi,tools/*}; do
    head -1 $_file | grep -q '^#!/usr/bin/perl' &&
      sed -i~ '1s,^#!/usr/bin/perl,#!/usr/local/bin/perl,' $_file
  done

ディレクトリの作成

FTP プログラムを利用し、『新規インストールの事前準備』で決定したディレクトリを、次のとおり作成します。

  1. FTP プログラムを起動します。
  2. 接続先の設定を行います。PASV モードを設定することを忘れないでください。
  3. 指定した相手先に接続します。
  4. FTP プログラムのディレクトリ作成 (またはフォルダ作成) コマンドで、ディレクトリを作成します。

ファイルのアップロード

ディレクトリを作成した FTP プログラムを利用し、解凍したパッケージを次のとおりアップロードします。

  • 解凍したパッケージの内、mt-static ディレクトリのすべてのファイルを、作成したスタティックディレクトリにアップロードします。
  • mt-static ディレクトリ以外の残りのファイルを、作成したアプリケーションディレクトリにアップロードします。

パーミッション (権限) の設定

FTP プログラムを利用し、アップロードしたファイルやディレクトリに対して、次のとおり適切な権限を設定します。

  • アプリケーションディレクトリ内のスクリプト (拡張子が cgi のファイル) の権限を、755 に設定します。
  • ウェブサイトディレクトリの権限を、777 に設定します。
  • mt-static ディレクトリ内の support ディレクトリの権限を、777 に設定します。

PowerCMS をインストールする環境によっては、cgiwrap や suexec をサポートしている場合があります。これは、自身のユーザー権限でスクリプトをを実行できるという意味で、システムチェック用スクリプト mt-check.cgi を実行した際に、次のメッセージを表示するかどうかで確認できます。

cgiwrap または suexec 環境下で動作していると思われます。

cgiwrap や suexec が利用できる場合、権限を 700 に設定します。この設定をすることで他のユーザーがファイルを参照したり、変更・削除されることを防ぐことができます。


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