ImportExportObject プラグインの機能により、ユーザー/記事/ウェブページ/カテゴリ/フォルダ/アイテム/カスタムフィールドのインポートとエクスポートが可能です。
※ 記事/ウェブページの拡張フィールドには対応していません。拡張フィールドを含めたインポート、エクスポートについては、CSVインポート機能、PowerCMS形式でのインポート&エクスポートを利用してください。
「ツール」メニュー内「インポート/エクスポート」(システム管理者またはウェブサイト/ブログ管理者のみ実行できます) で表示されるドロップダウンからインポート/エクスポート対象のオブジェクトを選択すると「インポート/エクスポート」ボタン、添付ファイル入力欄が表示されます。インポートする場合は CSV ファイルを選択して「インポート」を、エクスポートする場合は「エクスポート」ボタンをクリックしてください。
インポート CSV には1行目にオブジェクトのカラム名を入力し、2行目以降にインポートするオブジェクトのデータを入力します。入力フォーマットは各オブジェクトをエクスポートしたものを雛形として利用するのが確実です。
既存データの上書きと新規追加について
インポートファイルのフォーマットによってインポート時の動作が、既存データの上書きと新規追記のどちらかに切り替わります。
- インポートファイルのフォーマットに id カラムが存在する場合、指定された ID を持つ既存オブジェクトに対して上書きインポートを行う動作となります。
- インポートファイルのフォーマットに id カラムが存在しない場合、オブジェクトを新規追加インポートを行う動作となります。
※ id 列へは空の指定ができません。id 列がある場合は既存オブジェクトの ID を必ず指定してください。新規インポートを行う場合は id 列ごと削除してください。
スニペットフィールドのインポートについて
スニペットフィールドのインポートについては、他カスタムフィールドとデータの記述形式が異なります。name 属性と値は「: (コロン)」で区切り、name 属性と値のセットは「; (セミコロン)」で区切ります。
スニペットフィールド hoge の foo に1 を、bar に2 を設定する場合
foo:1;bar:2
※ コロンとセミコロンの区切り文字については環境変数の指定によって変更可能です。
アイテムのインポート
アイテムのインポートについては、CSV ファイルと ZIP ファイルで行います。アイテムはブログのサイト・パス以下に ZIP ファイル作成時の階層を保ってアップロードされます (CSV を添付しなくてもアイテムは登録されます)。
同一階層に同一ファイル名のアイテムが存在する場合は名前をユニークなものに変更して登録を行います。既存アイテムの上書きはされません。
ユーザーのインポート
ユーザーのインポートでは、以下の形式で CSV を作成します。
name | nickname | password | status | field.author_category | (空欄) | (空欄) | |
username | username@example.jp | システム管理者 | ****** | 1 | 1_ウェブサイト管理者 | 2_ブログ管理者 |
1行目 (項目名) は mt_author テーブルのカラム名です。カスタムフィールドの値については field.カスタムフィールドのベースネーム
の形式で指定してください。
ユーザーのインポート/エクスポートでは、mtauthor カラムの値以外に割り当てたいロールを含めることができます。アンダースコア ( _ ) で区切られたロール名の前の数字は登録するウェブサイト/ブログの ID です (「0システム管理者」とするとシステム管理権限が設定されます)。
※ ロールはいくつでも設定できますが、ひとつ以上の権限を指定した場合、該当ユーザに割り当てられていた他の権限は削除されます。権限についての指定がない場合は削除は行いません
※ 同一のユーザー名が存在する場合は上書きされますのでご注意ください (この場合ロールについては上書きはされません)
環境変数
環境変数 | 解説 | 初期値 |
---|---|---|
ImportExportSnippetSeparator | スニペットフィールドをインポートする際、name 属性と値の区切り文字を任意に指定変更できます。 | : (コロン) |
ImportExportSnippetDelimiter | スニペットフィールドをインポートする際、name 属性単位の区切り文字を任意に指定変更できます。 | ; (セミコロン) |