再構築をトリガとしてファイル中のリンクを抽出してリスト化し、リンクチェックを行います。相対パス、絶対パス、外部リンク、内部リンク、ハイパーリンクの他、画像リンクや CSS/JavaScript 等の外部ファイルへのリンクもあわせてチェックします (一部 JavaScript によって生成される動的なリンクはサポートしていません)。
※ ダイナミックパブリッシングによって生成されるページのリンクチェックには対応していません (スタティック・パブリッシングされたファイルから、ダイナミックパブリッシングによるページへの内部リンクについてはチェックを行います)。
リンクチェックの実行
リンクチェックを行うには、対象ファイルを再構築する必要があります。 再構築ウィンドウに表示される「再構築後にリンクチェックを行う」チェックボックスにチェックを入れ、再構築を実行すると、再構築完了後に「リンクチェックを実行」ボタンが表示されますので、クリックしてレポートを表示します。
リンクの修復
リンクチェック結果画面に表示されるファイルの URL の右側のインデックス、記事等のテキストリンクをクリックすると記事/ウェブページの場合は該当の記事/ウェブページの編集画面、その他のアーカイブの場合はテンプレートの編集画面に移動して素早く修正を行うことができます。
リンクチェック関連の設定
システムメニューの PowerCMS 設定内、「リンクチェック設定」から設定できます。
設定項目名 | 解説 | 設定例 |
---|---|---|
外部リンク | サイト外の URL に対して HTTP アクセスしてリンクチェックを行います。 | |
内部リンク | サイト内の URL に対してファイルの存在チェックを行います。 | |
/で終わるリンク | /category/ 等の / で終わる内部リンクに対して存在をチェックするファイル名を記述します。カンマ区切りで複数指定が可能です。 | index.php,index.html,index.htm |
タスク | チェックを入れることで、再構築直後ではなく次回のスケジュールタスクでリンクチェックを行います。対象ファイル数が多く、CGI によるリンクチェックがタイムアウトやエラーになる場合に設定します。 | |
チェック完了時通知先 | タスクによってリンクチェックを行った結果を通知するメールアドレスを入力します。 カンマ区切りで複数指定が可能です。 | |
レポート | チェックを入れるとエラーのみをレポートします。 | |
ドキュメント・ルート(絶対パス) | 管理画面CGIをエイリアスされた cgi-bin ディレクトリに設置している場合に、ドキュメントルートの絶対パスを指定します。 | |
スクリプト・エイリアス(絶対パス) | 管理画面CGIをエイリアスされた cgi-bin ディレクトリに設置している場合に指定します。 | |
スクリプト・エイリアス(操作パス) | 管理画面CGIをエイリアスされた cgi-bin ディレクトリに設置している場合に指定します。 | |
エイリアス | エイリアスの設定を「パス:エイリアス」のように「:」で区切り、一行にひとつずつ記述します。 | /path/to/foo:/path/to/bar |
除外する拡張子 | リンクチェックの対象外とするファイル拡張子をカンマ区切りで記述します。 |
- 「…/」など、イレギュラーなリンク先の記述には対応していません。
- 日本語ファイル名のファイルへのリンクチェックに関しては、UTF-8 環境でのみ動作保証されます。
- その他、Abs2Rel に関する制限事項と同等の制限事項があります。
- 外部リンクをチェックする際に送出する HTTP リクエストについては環境変数 HTTPInterface および HTTPNoProxy、HTTPProxy、HTTPTimeout の値が反映されます。
- 外部リンクをチェックする場合、ご利用のサーバから外部への HTTP リクエストが可能である必要があります。プロキシを利用される場合等は上記の環境変数を指定してください。
- リンクチェックの実行に際しては、再構築ができる権限が必要です。