PowerRevision プラグインによって記事/ウェブページを無制限にバージョン管理できるようになります。記事/ウェブページのデータの他、それらに含まれる画像等のアイテムも同時にバックアップ/復元が可能です (コメントやトラックバックのバックアップ/復元は行われません)。
- リビジョン機能にはクラス「バックアップ」と「ワークフロー」の2種類があります。「バックアップ」は記事/ウェブページ保存時に自動的に保存されたリビジョンデータ、「ワークフロー」は明示的に新規に作成した記事/ウェブページのリビジョンデータ(将来のバージョン)を指します。
- リビジョン機能を利用するためには各ウェブサイト/ブログの全般設定「更新履歴を有効にする」のチェックを有効にする必要があります。
リビジョンの保存 (バックアップ)
記事/ウェブページの更新を行うとき、タイトルや本文など内容を変更して保存すると自動的にバックアップデータが作成されます。リビジョンデータは記事/ウェブページ編集画面の最下部 (保存/プレビュー等のボタンの上) にドロップダウンメニューとして表示されます。 「更新履歴コメント」を入力することでリビジョンにコメントを付けることもできます。
バックアップは全般設定画面の「記事/ページ更新履歴数」に指定された数を上限に作成され、上限に達している場合はその記事/ウェブページの一番古いバックアップを上書きします。
リビジョンデータのプレビュー
ドロップダウンメニューからプレビューしたいバージョンを選択し、メニュー右側の アイコンをクリックすると、別ウィンドウでリビジョンデータのプレビューが表示されます。
バックアップからの復帰
ドロップダウンメニューから復帰させたいバージョンを選択し、メニュー右側の アイコンをクリックすると、バックアップデータから記事/ウェブページを復帰します。含まれる画像等が既に削除されていた場合、アイテムも同時に復帰します。
復帰された直後は記事/ウェブページは再構築されていません。保存ボタンをクリックすることで再構築されます。復帰を取り消す場合は、「記事を直前の状態に戻す」リンクをクリックしてください。
リビジョンデータの管理
「リビジョン」メニューをクリックすると、リビジョンデータの一覧を表示します。 この画面から、リビジョンデータのプレビュー、復元、削除が出来ます。既に削除された記事/ウェブページも表示されますので、削除済みの記事/ウェブページを復元することができます。タイトルと更新履歴コメントから検索したり、記事/ウェブページの区別やオリジナルの有無(削除済みかどうか)等による絞り込みも可能です。
- 「元版」列のアイコンをクリックすると、現バージョンの記事/ウェブページの編集画面を表示します。
- アイコンは、既に削除された記事/ウェブページのリビジョンデータであることを表します。
- 「表示」列の アイコンをクリックすると、別ウィンドウでプレビューを表示します。
- アイコンをクリックすると、バックアップされたリビジョンデータから記事/ウェブページを復元します。
リビジョンデータの実体
リビジョンデータの実体は、データベースの mtpowerrevision テーブルに保存されたリビジョンのメタデータおよび powercmsfiles ディレクトリ (標準では $MT_DIR/powercms_files
)内の backup ディレクトリ以下に保存されます。リビジョンデータをバックアップするためには、これらのファイルも併せてバックアップしてください。
環境変数
指定可能な環境変数の一覧です。
環境変数 | 解説 | 初期値 |
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PowerRevisionInheritDateTime | 0 を指定すると、リビジョン作成時の公開日の初期値が作成画面を開いた時点のものになります。 | 1 |