PowerCMS で管理している、記事、ウェブページ、コメント、トラックバック、ブログにアップロードした画像、テンプレートなどを、まとめてバックアップします。サイズが大きい場合は、圧縮したり、複数ファイルへの分割もできます。複数のブログをまとめてバックアップすることも可能です。
ウェブサイトおよびブログのバックアップ
バックアップは、システムあるいは各ウェブサイト、ブログでおこないます。
- ページ上部のナビゲージョンから [システム]、ウェブサイトあるいはブログ を選択する
- サイドメニューから [ツール] - [バックアップ] を選択する
システムで [バックアップ] を選択した場合は、"バックアップ対象" でウェブサイトを選択します。何も選択しない場合は、システムで管理しているすべてのウェブサイトを対象にします。
ウェブサイトで、[バックアップ] を選択した場合。
ブログで、[バックアップ] を選択した場合。
- "圧縮フォーマット" と "出力ファイルのサイズ " (バックアップファイルを分割するサイズ) を選択する
- [バックアップを作成] をクリックする
- バックアップ ファイルが作成され、自動的にダウンロードが始まる
- ダウンロードしたファイルを保存する
圧縮フォーマット
バックアップするデータが大きい場合は、バックアップファイルを圧縮します。圧縮するためには以下のいずれかの Perl モジュールが必要です。
- Archive::Tar
- Archive::Zip
- IO::Compress::Gzip
- IO::Uncompress::Gunzip
出力ファイルのサイズ
バックアップファイルを設定サイズごとに分割してダウンロードします。
バックアップの復元
バックアップファイルを利用して、PowerCMS にウェブサイト(ブログ)を復元します。
復元を行うとバックアップされたウェブサイト(ブログ) を追加します。
復元を行う場合には事前にデータベースなどをバックアップしてから行ってください。何らかの用意で復元に失敗した場合、途中までのデータが復元された不整合な状態になり、不整合を解消するためにデータベースのリストアが必要になります。
バックアップファイルは、必ずバックアップを行った PowerCMS と同じ環境で復元してください。PowerCMS のバージョンが異なる環境では復元できません( PowerCMS 3.0 のバックアップを PowerCMS 4.0 で復元するなど)。
- ページ上部のナビゲージョンから [システム] を選択する
- サイドメニューから [ツール] - [復元] を選択する
復元するバックアップファイルを選択する
バックアップファイルのサイズが大きいと、バックアップウィザードからアップロードする方法では復元できないことがあります。その場合は、import ディレクトリを使って復元してください。
"グローバルテンプレートを上書きする" をチェックすると、現在のグローバルテンプレートをバックアップのもので上書きします。- [復元] ボタンをクリックする
バックアップファイルをアップロードし、ウィザードが開始します。 - [公開設定] 画面で、ウェブサイトやブログの "サイトURL"、"サイトパス" を設定し、[次へ] ボタンをクリックする
import ディレクトリによる復元
バックアップファイルが大きいときには、この方法で復元します。
- バックアップファイルを、PowerCMS をインストールしたディレクトリにある、import ディレクトリにアップロードする
トラブルを防ぐため、アップロード前に import ディレクトリは空にしておいてください。 - zip 形式などで圧縮していた場合は、解凍する
- ページ上部のナビゲージョンから [システム] を選択する
- サイドメニューから [ツール] - [復元] を選択する
- "バックアップファイル" に何も入力せずに [復元] ボタンをクリックする
注意事項
- バックアップする環境と復元する環境は、PowerCMS のバージョンやプラグインの有効・無効などの構成が同一である必要があります