[運用] PowerCMSクラウドの「データ転送量」とはなんですか?
「データ転送量」とは、PowerCMSクラウドの全サーバーと、クライアント(Webサイト訪問者など)との間で送受信される通信データの量を指します。
このうち、PowerCMSクラウドのサーバーから出ていく方向のデータ転送量に関して、PowerCMSクラウドでは、ご契約の基本プランに応じて、定額でご利用いただける月間データ転送量が決まっております。
これは、PowerCMSクラウドが基盤とするMicrosoft Azureにおいて、同じルールでデータ転送量に対して原価が発生するためです。
PowerCMSの基本プランと、そのプランにて定額でご利用いただける月間データ転送量上限は、以下の表の通りです。
基本プラン名 | データ転送量 |
---|---|
プロフェッショナル クラウド | 月150 GBまで定額 |
エンタープライズ クラウド | 月200 GBまで定額 |
アドバンスト クラウド | 月250 GBまで定額 |
Webサイトへのアクセス数が多い場合や、動画など一度に送信されるデータ量が多いコンテンツなどが扱われている場合に、 月間データ転送量が定額上限を超える場合があります。
この場合、超過量に応じて10 GBごとに330円(税込)のデータ転送量超過料金が発生し、別途ご請求させていただいています。
データ転送量は、お客様のご契約環境に外部からもたらされたデータ量を毎月集計して費用を算出しております。
おおざっぱに、毎月のデータ転送量は、(Webサイトへの1リクエストあたりのデータ量) と (アクセス数)の積になります。また、複数のサイトを管理されている場合は、それらの合計となります。
PowerCMSを用いてデザイン・リニューアルを行い、利便性が向上することやコンテンツの魅力が増すことでアクセス数が増えることは頻繁に起こります。一般的に、アクセス数を減らすことは難しいと思われますので、1リクエストあたりのデータ量を減らす対応となります。
CMSで管理されているページで、例えば高品質な背景写真や、背景となるような動画、リピートする形式の動画がある場合に、これがデータ転送量が増大する原因である場合が多いようです。
従って、PowerCMSを使ってWebサイトを制作いただく際、あるいはデータ転送量定額を超えた場合には、こうした点を中心にご確認をお願い致します。
PowerCMSクラウドのオプションメニュー「データ転送量定額上限引き上げ」をご契約いただくと、各プランのデータ転送量定額を500 GBにまで上限を引き上げるプランになります。
なお、メニューは「500 GBあたり」でご提供しておりますので、定額上限を1 TBや2 TBに引き上げたいというご要望にも対応させていただきます。また、定額上限の引き上げになりますので、仮に500 GBに引き上げていただいた後、実績が400 GBであっても、返却等の対応はいたしかねます。