記事を投稿したことのあるユーザーを削除や無効にした場合、作成した記事に影響がありますか?
PowerCMS は記事とユーザーはそれぞれ別のデータとして管理しているため、ユーザーを削除しても記事のデータ自体がかわるようなことはありません。 しかしユーザーの削除や無効化は運用とサイトの設計によって公開サイト、ワークフロー、管理画面全般の表示情報に影響する可能性があります。
公開サイトへの影響
記事を投稿したユーザーの名前などの情報をサイトへ表示する設計の場合、その情報が表示されなくなります。 また、URL・パスにユーザーの情報を使っている場合は URL・パスが変わります。
ユーザーの情報をサイトで利用していない場合、影響はありません。
管理画面への影響
ワークフローへの影響
ワークフロー途中の記事を所有しているユーザーが削除された場合、その記事のワークフローが回せなくなります。
- ユーザーA (作成者) → ユーザーB (承認依頼権限者) → ユーザーC (公開者)
例えば上記の場合は「ユーザーB」が削除されると「ユーザーA」から「ユーザーC」へ記事が回せなくなりますが、 上位権限や同等の権限を持つ他のユーザーがいれば、そのユーザーが代わりに対応することで対処できます。
管理画面全般の表示情報への影響
記事の所有者は PowerCMS 管理画面内にも表示されており、記事の一覧画面や編集画面に表示されています。 ユーザーを削除した場合、そこに表示する情報がなくなり「**削除されました**」や名前が表示されなくなります。
ユーザーが表示されなくなることで機能としての制限はありませんが、誰が操作を行ったのかという判断が行えなくなるため履歴の確認が必要になった場合に情報を辿れなくなることがあります。
これらを影響を回避したい場合、ユーザーの「削除」ではなく「無効」にしてください。