ファイル出力が可能なテンプレートでは、ページを出力する手段の設定を行います。この設定は、ワークスペース/スペース全体の基本的な設定、各テンプレート、アーカイブの種類ごとに行うことができます。
ワークスペース/スペース全体の公開プロファイルを使用する
PowerCMS ではあらかじめテンプレートごとの公開設定をまとめたプロファイルを数種類用意しています。これらのプロファイルを使用するには、スペースのテンプレート一覧画面から [公開プロファイルを設定] を選択します。
ここで選択した公開プロファイルは各テンプレートの [公開] 設定で上書き設定できます。また、各インデックステンプレートの [公開] 設定で「手動」を選択していると、プロファイルを変更しても、そのテンプレートの [公開] 設定は変更されません。
- スタティックパブリッシング
- 全てのテンプレートで出力されるページを再構築実行時、静的にファイルを出力します。
- バックグラウンドパブリッシング
- 全てのテンプレートで出力されるページを、バックグラウンドのキューを使用し再構築を定期的に行い、静的にファイルを出力します(スケジュールタスクの設定が必要です)。
- 一部アーカイブのみ非同期スタティックパブリッシング
- メインページ、記事アーカイブ、ウェブページアーカイブをスタティックパブリッシングで静的にファイル出力し、他のテンプレートは公開キューを利用して定期的にスタティックパブリッシングを行います。
- ダイナミックパブリッシング
- すべてのテンプレートを動的に出力します。静的なファイルは出力せず、ブラウザからのリクエストがあるごとに動的な表示を行います。
- アーカイブのみダイナミックパブリッシング
- アーカイブテンプレートを動的に出力し、他のテンプレートは静的な出力でファイルを生成します。
テンプレートごとに設定可能な [公開] 設定
テンプレートの [公開] 設定では、以下の種類から設定を選ぶことが可能です。
- スタティック
- 全てのテンプレートで出力されるページを再構築実行時、静的にファイルを出力します。
- 公開キュー経由
- 管理画面から再構築の操作を行うとキューが保存されます。スケジュールタスクの実行時、保存されたキューを元にファイルを出力します(スケジュールタスクの設定が必要です)。
- ダイナミック
- ページを動的に出力します。「ダイナミック」を選択すると、対応するファイルは削除され、訪問者がブラウザで該当ページにアクセスしたときに動的にコンテンツを生成して表示します。
- 手動
- インデックステンプレートは、テンプレートを編集後に [保存と再構築] ボタンをクリックするか、[保存] ボタンをクリックしたあと、そのテンプレートの再構築を実行します。
- 公開しない
- ページを出力しません。「公開しない」を選択すると、対応するファイルは削除されます。コンテンツとしては非表示化するが、テンプレートを保管しておく必要がある際に使用します。
設定のポイント
- RSD, CSS, Javascript などは、インデックステンプレートを使って静的にファイルを出力するようにしてください。
- 全ページをリストするサイトマップなど、処理対象が多いテンプレートで「ダイナミック」を設定すると、ページの表示速度はもちろん、サーバー単位でパフォーマンスに影響することがあります。
- インデックステンプレートはまとめて再構築されます。テンプレート単位で再構築を行わないようにしたいときは「手動」を選択してください。
- 日付ベースのアーカイブは、バックグラウンドで実行する公開キューを使用した構築をオススメします。
- PowerCMS にユーザーが一人のときは、ユーザーアーカイブを無効にしましょう。
- 次は
- 一覧へ