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プラグインのインストール
ドキュメント『プラグインのインストール』を参照し、転送機能を提供する Copy2Public プラグインおよび、リンクを相対化する Abs2Rel プラグインをインストールしてください。どちらもオプションプラグインです。
環境変数の設定
Copy2Public では、事故防止の観点から、以下の環境変数の指定を必須としています。プラグインをインストールしたら設定を行ってください。
環境変数 | 解説 | 設定例 |
---|---|---|
AllowCopy2PublicStagingRoot | Copy2Public プラグインでのステージ同期先に指定可能なパスを指定します。ここに設定しているパスと前方一致しないパスへの同期を行うことはできません。 | /var/www/stage/html |
AllowCopy2PublicPublishRoot | Copy2Public プラグインでの公開同期先に指定可能なパスを指定します。ここに設定しているパスと前方一致しないパスへの同期を行うことはできません。 | /var/www/public/html |
同期先パスの設定はワークスペース/スペースごとにプラグイン設定することができますが、上記の環境変数と前方一致していないと同期することができないようになっています。例えば各環境変数を上記の設定例のとおりに設定した場合、ワークスペース/スペースで同期先パスを /var/www/other-site/html に設定しても同期することができません。
同期に関するプラグイン設定
続いて、管理画面から同期に関する設定を行います。各ワークスペース/スペースの [設定] - [プラグイン] - [Copy2Public] の設定で行います。
設定項目 | 解説 | 設定例 |
---|---|---|
ステージ環境のパス | ステージ環境のフルパスを設定します。設定するパスには、ウェブサーバーから書き込み可能である必要があります。 パスが指定されてない場合や、指定したパスが環境変数 AllowCopy2PublicStagingRoot の設定値と前方一致しない場合は「ステージ環境に同期」を実行できません。 |
/var/www/stage/html |
公開環境のパス | 公開環境のフルパスを設定します。設定するパスには、ウェブサーバーから書き込み可能である必要があります。リモートサーバへの転送のみで運用する場合も一次保存場所として指定してください。 パスが指定されてない場合や、指定したパスが環境変数 AllowCopy2PublicPublishRoot の設定値と前方一致しない場合は「公開環境に同期」を実行できません。 |
/var/www/public/html |
コピー対象外の拡張子 | 同期対象外とするファイルの拡張子をカンマ区切りで指定します。 | cgi,php,fcgi,ini,pm |
コピー対象外のパス | ステージ環境や公開環境に同期したくないファイル/ディレクトリのパスをフルパス(改行区切り)で指定します。前方一致でチェックします。 |
/var/www/cms/mt/ /var/www/cms/templates_c/ /var/www/cms/mt/cache/ /var/www/stage/mt/ /var/www/stage/templates_c/ /var/www/stage/html/cache/ |
削除対象外のパス | 公開環境/ステージ環境から削除したくないファイル/ディレクトリのパスを指定します(フルパス/前方一致/改行区切り)。 | /var/www/stage/cgi/ /var/www/public/cgi/ |
送信元 | メール通知の際の送信元となるメールアドレスを指定します。 | from@example.com |
件名 | メール通知の際の件名を指定します。 | 日時指定された同期処理が完了しました |
本文 | メール通知の際の本文を指定します。 |
以下のテンプレート変数が利用可能です。 <mt:var name=”cp_stage”><mt:var name=”cp_label”><mt:var name=”cp_ts”> |
結果を含める | 同期先に反映された内容をメール本文に含める場合にチェックします。同期対象となったファイルが多い場合、本文が非常に長くなることがあります。 |
「ステージ環境のパス」をワークスペース/スペースの公開パスと同一にすると、ステージ環境イコール CMS 環境となりますので、「ステージ環境に同期」をスキップして「公開環境に同期」を行うことができるようになります。その場合、メニューに「ステージ環境に同期」は表示されなくなります。
権限の付与
システム管理者以外のユーザーで同期を実行する場合、操作を行うユーザーに権限「ステージ環境に同期」「公開環境に同期」を含むロールを割り当ててください。
スケジュールタスク
同期日時を指定での同期の際、別途、cron などのスケジュールタスクの設定が必要です。
※すでに、スケジュールタスクを設定している場合は追加で設定は必要ありません。
crontab を利用したスケジュールタスクの実行については、ドキュメント『指定日投稿や公開キュー等のスケジュール処理の設定』を参照してください。
リモートサーバーでの準備
リモートサーバーへの転送を行う場合、ドキュメント『リモートサーバへの同期』を参照し、必要な設定を行ってください。
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