PowerCMS をアップグレードするときに、新しいアプリケーション ディレクトリを作成してアップグレードする場合には、現在の アプリケーション ディレクトリから必要なファイルをコピーする必要があります。通常のインストール環境では、コピーするディレクトリは、以下の通りです。
- mt-config.cgi
- 追加したCGI
- addons/追加したアドオン
- plugins/追加したプラグイン
- mt-static/addons/追加したアドオン
- mt-static/plugins/追加したプラグイン
- mt-static/support
- themes/追加したテーマ
- tools/追加したスクリプト
- $POWERCMS_FILES_DIR
ここであげている「追加した○○」はおもにサードパーティ製のプラグインなど PowerCMS 製品にパッケージに入ってものを指します。それらをアップグレード後も利用するためには現在のアプリケーションディレクトリからコピーする必要があります。 また、PowerCMS のオプションプラグインについては、新しい PowerCMS パッケージ内からコピーして設置してください。
設定ファイル
既存のPowerCMSの設定は、以下のファイルに書き込まれています。
(MT_HOME)/mt-config.cgi
この設定ファイルを、新しいアプリケーション ディレクトリにコピーします。
プラグイン
既存環境のプラグインを、アップグレード後も引き続き利用するためには、該当するプラグインがアップグレード後のPowerCMSで動作することを事前に確認してください。プラグインの対応状況は、配布元に確認します。各プラグインの説明は、 [ツール] の [プラグイン] で調べることができます。
プラグインが対応している場合は、既存環境から新しい環境に、プラグインのファイルをコピーします。プラグインは、通常以下の場所にインストールされています。
(MT_HOME)/plugins/追加したプラグイン名 (MT_STATIC)/plugins/追加したプラグイン名 具体例( MY_PLUGIN はプラグイン名 ) /home/example/www/mt/plugins/MY_PLUGIN /home/example/www/mt/mt-static/plugins/MY_PLUGIN
(MT_HOME) は、PowerCMS をインストールしたアプリケーションディレクトリです。(MT_STATIC) は通常のインストール環境では、アプリケーションディレクトリ内の "mt-static" というディレクトリになります。
サポート ディレクトリ
サポート ディレクトリは、PowerCMS が必要なファイルを書き込むディレクトリです。プロフィール画像、作成したテーマ、アクセス解析などのデータが保存されます。これらのファイルを引き継ぐために、既存環境から新しい環境に、以下のディレクトリをコピーします。(コピーする時はユーザーやパーミッションを維持してください)
(MT_STATIC)/support 例: /home/example/www/mt/mt-static/support
これらのディレクトリがアプリケーションディレクトリ外にあるときは、それにあわせて作業してください。
テーマ ディレクトリ
PowerCMS に標準で付属するテーマは、新しいバージョンで内容が変更されることがあるので、既存の環境から、新しい環境にはコピーしないでください。コピーする必要があるのは、追加したテーマのみです。
(MT_HOME)/themes/追加したテーマ 例( MY_THEME はテーマ名 ): /home/example/www/mt/themes/MY_THEME
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